「自分らしく生きる世界の始まりが米作りにあった」 自然農緑 月とたね 岐阜県東白川村
SPIN(スピン)|地球の才能を育むストーリーファンディング
澄み切った空気、そして木々の清らかな香り溢れる岐阜県加茂郡東白川村。特産品の「ひがし白川茶」は朝晩の高い温度差がその美味しさを格別のものとし、清流白川は鮎釣りのメッカとして知られている。その山の奥の奥にある、東白川村神土に「自然農緑 月とたね」を営む大西ひろきさんご一家が住んでいる。正に神の土地とも言えるその場所には山からの源流水が流れ、そこで新月から新月までの間、種籾を水に浸し、自然にゆっくりと種を眠りから起こしていく、こうすることで環境の変化に強く、自然を感じる種となるため、良い苗が育つ。良い米を作るには、種からが大事ということだ。もちろん使う種も、農家さんたちが自家採種で繋いできた幻のお米「やまひかり」と「いせひかり」を繋ぎ受けて使っている。栽培は宇宙のリズム、月の満ち欠け、二十四節気に合わせて田植え、稲刈りまで行っている。米作りは大西さんにとって、農業というより農道、宇宙の真理を突き詰める修行かのようだ。
大西さんは元々農家の生まれでもなければ農家を目指したわけでもなかった。岐阜の団地で生まれ育った大西さんは、大学を中退してから自転車で日本一周したり、沖縄で暮らしたり、とにかくやりたいことをやろうと日々を過ごしていた。ただ、お金には苦労していたようで、あまりにお金が物を言う世界に疑問も感じていたと言う。同時にその世界を作り出してきた歴史や戦争にも広く興味を持つようになり、より深く世界を理解したいと思うようになったと言う。最終的に北海道に移住した大西さんは、そこで震災を迎え、大きく人生を見直すことになった。当時は自分のお店を持ちたくて、頑張って働いていたそうだが、お店を出すよりも大切にしたいことに気づいた。それはお金ではない価値、自分を大切に、心豊かに生きられる時間。そして、知り合いから家賃0円の家を借り、お金をなるべく使わない仙人生活を始めた。皮肉なことに、それでお金が貯まり始めたというが、結局そのまま仙人になるよりも、やはり何かをやりたいという気持ちが芽生え、農家になることを決意する。
そこで探し始めたのが、自給自足ができる山奥の、しかも農薬や肥料も使わない環境持続型の農業ができる場所。そして見つかったのが神土、正に約束の土地である。大西さんを見ていると、米作りは彼の生き方そのものだ。世の真理を見つめ、自分を見つめ、そのあるべき姿を追い求めた結果、米作りに行き着いた。だから、その米には彼の哲学が詰まっている。筆者も彼の米の大ファンだが、その味は正に感動モノだ。 【ライター 大西つねき・麻理恵】
〜 自然農緑 月とたね 〜
種から種へと記憶をつなぎ。
土、水、風、太陽、自然、宇宙に寄り添い、
地球の恵みを頂きます。
先人たちがそうしてきたように
自然と種をいつかの未来のためにつないでいきます。
https://www.instagram.com/tsuki_to_tane/
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●お米について
岐阜県東白川村神土 『神月』 -品種 イセヒカリ-(令和五年産)
・自家採種9年目
・耕作放棄20年の田んぼ服田
・塩水選別
・温湯消毒
・源流水浸種ひと月(自然な発芽)
・無農薬
・無肥料
・無除草剤(手作業で除草)
・はざ掛け
・お天道様自然干し
・源流水
・標高400m〜600m
●配送方法について
・クリックポストを利用いたします。
・お買い求めいただいてから到着までに10日ほどお時間をいただくことがあります。
●返品・交換について
・商品到着後すぐにご連絡ください。
・詳しくは「特定商取引に基づく表記」にてご確認ください。
・ご質問やご不明な点などがございましたら、下記メールアドレスまでご連絡ください。
tsukitotane@8-pou.com
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■ このプロジェクトについて
当プロジェクトは、氣合同会社のお米プロジェクトです。
・自然栽培、有機・特別栽培などのお米販売代行
・慣行農法→自然栽培米への転換・販売サポート
・生産者と消費者を繋ぐ参加型イベントの運営
などの活動を通して、わたしたちの思いに賛同してくれる農家さんとともに、新しい世界の創造にチャレンジしています。
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